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BranchTime's INDEX

BranchTimeに寄稿いただいたTSF小説・マンガ・イラスト

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Category: 小説

Tags: 皮モノ  オリジナル  小説  K27  入れ替わり  MC  BT-BBS  

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彼女に頼まれて安請け合い - k27(完)

2011/07/30 後編追加いたしました(完)
2011/07/04 (Mon) 22:11:13

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 “一生のお願い”。この言葉に俺はどうも弱い。特に助けを求める女の言葉には。
 何か念がこもっている。と言うか、未知的な力と言うか、反作用と言うか、あ~! 自分で言っていて訳が分からん!
 とにかく、事の発端は俺ん家で起こった。

 俺は中学生の頃から毎日欠かさずに買っていた、“ある物”を自宅で整理整頓している最中だった。
 その“ある物”とは、高校生活を彩るに必須のバイブル――エロ本のことだ。
 秘蔵のエロ本コレクションを押入れやベッドの下から取り出して、たまたま見ていた時。唯一無二の安らぎ空間に彼女が無断で侵入。ドタバタと裸足で乗り込んできたんだ。某アニメで登場する、メガネを掛けた少年が未来から来たネコ型ロボを頼るみたくね。
 慌てて隠そうとする俺こと最上川恭介(もがみがわ きょうすけ)、18歳、今年の春、卒業。――ある意味で人生もか。
 瞬時に大量のエロ本は隠せたが、流石にゴミ箱一杯の使用済みティッシュは隠せなかった(盲点だった。忘れていた)。手も頭も廻らず、非常に焦る俺としては、かなり気まずかった。がッ!
「透ぅ! 一生のお願いっ!」と言われた時、彼女はアレの痕跡に全く気づいていなかったのだ。ついでに俺のアソコの状態にも。よっしゃラッキー。と思ったのも束の間。
 目と鼻の先まで、彼女が正座でスライディングし、目を瞑って頼のみこんできた。ドキっと再び焦る俺。しっとり汗ばんだ額が俺に近寄る。フローラルな良い匂いもついでに。
 彼女が非常識なのは、重々承知。俺も充分、股間が非常識なのかも知れないけど。この際、ゴミ箱の隅にでも置いとこう。
 とりあえず、何度も色・即・虚・空・空・即・是・色。と煩悩よ去れ。頭をカラッポに。静まれ俺のピンクの象よ。と脳内を空白で埋めながら、カタコト早口で彼女に返答していた。
 自分では極自然(不自然)に、気づかぬ程度に彼女から離れて動き、とある不審物を誤魔化しながら。

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Category: 小説

Tags: 皮モノ  オリジナル  小説  K27  

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空間合体イマージュロボ トリプルランス! 連載中

空間合体イマージュロボ トリプルランス!
2011年5月11日 皮モノ(?)・オリジナル・小説
K27(著)・SKN(絵)
2011/06/19 第3話追加
2011/07/13 第4話追加


クリップボード01
 地球は危機に瀕している。今になって始まったばかりではないが、有り得ない、想像を超えた出来事が起きた。
 主要都市部上空に突如、円盤型の物体が飛来してきたのだ。監視衛星にもセンサーに引っ掛からずに潜り抜けてきたと推測される。
 今や宇宙からの使者、地球外より来(きた)る。というキャッチコピーが今や全国ネットで話題となっている。
 政府は何かしらの対策やコンタクトを試みようとしているようだが、如何して良いのか対応出来ず、いまだに難航している。
本文へ

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Category: 小説

Tags: 小説  toshi9  二次創作  魔法少女まどか☆マギカ  憑依  

本文: 16  Trackback: 0

魔法少女さやか☆アキラ (12話完)

2011年05月25日更新 憑依(?)・二次創作・魔法少女
toshi9(著)SKN(画)
2011/06/10 10・11話追加しました
2011/06/18 最終話掲載
04252.png



『魔法少女になりたくないかい?』

「え?」

 俺は足取りを止めて、きょろきょろを左右を見回した。
 だが、俺の周りには誰もいない。

 いや、人はいないが、歩道脇に耳の長い猫? いや子犬か? とにかく白い小動物が一匹いた。そして俺のほうをじっと見ているんだが……まさかね。

「気のせいか」

 俺は頭をポリポリをかくと、再び駅に向かって歩き出した。
 そして俺を見続けている白い小動物の前を足早に通り過ぎて駅に着くと、家へと向かう電車に乗る。

 ゆっくりと横に動き出す車窓。
 俺はそれをぼーっと見ていた。

「はぁ~、今日も疲れた」

 俺の名前は三ッ木晃、25歳の独身、小さな不動産投資会社に勤めている。
 3年前に親のつてで首尾よく就職できたのだが、長い不況で、なかなかマンションの契約が取れない。
 会社の業績が年々下がっていることもあり、上司からのプレッシャーはきつくなるばかりだ。

「はぁ~」

 流れる車窓を見ながら、俺は再びため息をつく。

「俺、この仕事を続けられるんだろうか。契約取るなんて合ってないよなぁ。でも転職しようにも、こんなご時勢じゃできっこないしなぁ」

 目線を落とすと、俺の前には女子高生が座っていた。
 彼女は懸命に携帯にメールを打っている。
 俺の視線などまるで気が付かない、いや無視しているんだろうか。
 制服のスカートからむき出しの太ももがまぶしい。

(気楽なものだな。俺も悩みと無縁な女の子になってみたいよ)

 目の前でメールを打ち続ける女子高生を見ながら、俺はその子になりきった自分を想像していた。

 寒い中、震えながら待っていた電車がようやくホームに入ってきた。
 ドアが開くと、ひとつだけ空いていた席を見つける。
 左右に座っているおじさんが少しだけ気になるけれど、とにかく座りたい。少し急ぎ足で中に入ると、スカートの裾を気にしながら座ったんだ。
 寒い中ようやく座った座席の暖かさを太ももの裏に感じながらほっとひと息つく。
 そしてカバンから携帯を取り出してメールをチェックして、ようやく友達にメールの返信を打っているんだ。それが俺。


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Category: 短編小説

Tags: 小説  K27  オリジナル  皮モノ  憑依  

本文: 2  Trackback: 0

トッカエヒッカエ

トッカエヒッカエ
by k27 2011/06/25 (Sat) 10:59:20

 俺は男ではない。かと言って私は女でもないがね。
 だが、今日は男として……にひっ、にひひひっ……


 夕刻。下校時間。場所はとある私立進学校。
 生徒達がぞろぞろと帰る中で、前から俺は一人の女に目を付けていた。惹きつけられたと言っても過言ではない。
 第一印象は垢抜けた感じの生徒だった。長めの髪の毛をオレンジ色に脱色し、見たところ膝まで伸びている。ここまでは普通。ここからが俺の本能や興味を刺激したんだ。
 彼女のメイクと思(おぼ)しき濃い褐色肌は何とも魅力的だ。先ほどから俺の喉が不自然に鳴っている。心臓もはちきれんばかりに。

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Category: 小説

Tags: 皮モノ  オリジナル  小説  K27  

本文: 4  Trackback: 0

タスケツキ

タスケツキ k27 6月11日

 その日は気の滅入る、酷いどしゃ降りの雨であった。外を見れば、気分も自然と沈んでしまう水滴の冷たさと、窓を開ければやけに入り込む風の肌寒さを“彼”は同時に味わうことになろうとしている。
 彼――本山純也(もとやま じゅんや)20歳。コンビニでバイトをしながら生計を立て、都内で有名な予備校に通う。所謂、彼は何処にでもいそうな浪人生である。
 ナチュラルショートの爽やか思考の髪型に、顎には細々とした栗色の髭を薄く揉み上げに掛けて、万遍に生やしていた。
 階段を駆け上がり、ドアを開けて入ると、彼が座る席は丁度窓際である。受講時間に少しでも遅れると残念なことにその場所しか開いていないのだ。
 もっと残念なことを言えば、授業担任の教師が空気の入れ替えと生じ、何時でも何処でもと窓を開ける特性を持っていることである。更に今日に限って窓際は特に最悪であった。
 全開になった窓からは多大に雨水が入り込んでくる。彼が気付かれないように教室に入り、座って教材を開くと、雨粒と風が、頬や帳面に辛く当たるのだ。
 もちろん純也は堪らず書き取るペンシルの動きを止め、夏に日焼けした浅黒い手を即座に挙げた。

「先生、少しだけ窓を閉めても宜しいでしょうか?」
「ん? 今日は欠席だと思っていたが? ほう、遅れてきた癖に態度だけは一人前だな……えー本山くんとやら。本来、君の行為は授業妨害に当たるぞ?」

 教師は教台にある学生名簿で、名前と顔写真をいちいち確認しながら言った。恐らく教師には学生の数はおろか、全部が全部、把握出来ていないようだ。
 意地の悪いことに、この教師は顎をしゃくりながらわざとらしい笑みを零している。同時に純也の周囲から彼を嘲笑する声や非難した声、中には同情した声も微かに聞こえ始めた。教師は指し棒をトントンと持ったまま、窓を閉めらせる気はさらさら無いらしい。
 時間を空けて、教師の皺の寄った薄い唇から嫌味が返ってきた。

「もう君はハタチなのだから、自分で判断くらい出来るだろ? 何でもかんでも先生にオンブに抱っこじゃいかんよ、小さな赤ん坊じゃあるまいし、なぁ?」
「そうですよね、どうも……スミマセン」

 話すのが面倒なのか、純也は反抗的な態度を取ることなく頭を下げると、窓を閉めに掛かった。
 閉めるとき、ふと、純也が窓の外を見やると、右手に花模様の傘を差し、桃色のトレンチコートを着た女性が、電柱の影に隠れて独り佇んでいた。
 歳は純也より幾分か上の印象を受ける。
 どうやらこの女は三階の純也がいるBクラスを見ているようだ。黒艶のある髪の毛が右目を遮るように垂れ、片方の左目が怪しくも不思議と綺麗に輝いて見える。
 何故か彼女は純也のいる教室に向かって手を振っていた。多分に純也に向けてだろうか。 
 気付いた純也は乾燥した唇で軽く舌打ちをした。冷ややかな視線を目下にいる彼女に投げかけながら。

(また来てやがる。いい加減にしろよな……あの女ッ)

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