1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
  04 ,2024

BranchTime's INDEX

BranchTimeに寄稿いただいたTSF小説・マンガ・イラスト

--

Category: スポンサー広告

Tags: ---

 

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

30

Category: 小説

Tags: 皮モノ  オリジナル  小説  K27  入れ替わり  MC  BT-BBS  

本文: 0  Trackback: 0

彼女に頼まれて安請け合い - k27(完)

2011/07/30 後編追加いたしました(完)
2011/07/04 (Mon) 22:11:13

1

 “一生のお願い”。この言葉に俺はどうも弱い。特に助けを求める女の言葉には。
 何か念がこもっている。と言うか、未知的な力と言うか、反作用と言うか、あ~! 自分で言っていて訳が分からん!
 とにかく、事の発端は俺ん家で起こった。

 俺は中学生の頃から毎日欠かさずに買っていた、“ある物”を自宅で整理整頓している最中だった。
 その“ある物”とは、高校生活を彩るに必須のバイブル――エロ本のことだ。
 秘蔵のエロ本コレクションを押入れやベッドの下から取り出して、たまたま見ていた時。唯一無二の安らぎ空間に彼女が無断で侵入。ドタバタと裸足で乗り込んできたんだ。某アニメで登場する、メガネを掛けた少年が未来から来たネコ型ロボを頼るみたくね。
 慌てて隠そうとする俺こと最上川恭介(もがみがわ きょうすけ)、18歳、今年の春、卒業。――ある意味で人生もか。
 瞬時に大量のエロ本は隠せたが、流石にゴミ箱一杯の使用済みティッシュは隠せなかった(盲点だった。忘れていた)。手も頭も廻らず、非常に焦る俺としては、かなり気まずかった。がッ!
「透ぅ! 一生のお願いっ!」と言われた時、彼女はアレの痕跡に全く気づいていなかったのだ。ついでに俺のアソコの状態にも。よっしゃラッキー。と思ったのも束の間。
 目と鼻の先まで、彼女が正座でスライディングし、目を瞑って頼のみこんできた。ドキっと再び焦る俺。しっとり汗ばんだ額が俺に近寄る。フローラルな良い匂いもついでに。
 彼女が非常識なのは、重々承知。俺も充分、股間が非常識なのかも知れないけど。この際、ゴミ箱の隅にでも置いとこう。
 とりあえず、何度も色・即・虚・空・空・即・是・色。と煩悩よ去れ。頭をカラッポに。静まれ俺のピンクの象よ。と脳内を空白で埋めながら、カタコト早口で彼女に返答していた。
 自分では極自然(不自然)に、気づかぬ程度に彼女から離れて動き、とある不審物を誤魔化しながら。

Continue

13

Category: 小説

Tags: 皮モノ  オリジナル  小説  K27  

本文: 10  Trackback: 0

空間合体イマージュロボ トリプルランス! 連載中

空間合体イマージュロボ トリプルランス!
2011年5月11日 皮モノ(?)・オリジナル・小説
K27(著)・SKN(絵)
2011/06/19 第3話追加
2011/07/13 第4話追加


クリップボード01
 地球は危機に瀕している。今になって始まったばかりではないが、有り得ない、想像を超えた出来事が起きた。
 主要都市部上空に突如、円盤型の物体が飛来してきたのだ。監視衛星にもセンサーに引っ掛からずに潜り抜けてきたと推測される。
 今や宇宙からの使者、地球外より来(きた)る。というキャッチコピーが今や全国ネットで話題となっている。
 政府は何かしらの対策やコンタクトを試みようとしているようだが、如何して良いのか対応出来ず、いまだに難航している。
本文へ

25

Category: 短編小説

Tags: 小説  K27  オリジナル  皮モノ  憑依  

本文: 2  Trackback: 0

トッカエヒッカエ

トッカエヒッカエ
by k27 2011/06/25 (Sat) 10:59:20

 俺は男ではない。かと言って私は女でもないがね。
 だが、今日は男として……にひっ、にひひひっ……


 夕刻。下校時間。場所はとある私立進学校。
 生徒達がぞろぞろと帰る中で、前から俺は一人の女に目を付けていた。惹きつけられたと言っても過言ではない。
 第一印象は垢抜けた感じの生徒だった。長めの髪の毛をオレンジ色に脱色し、見たところ膝まで伸びている。ここまでは普通。ここからが俺の本能や興味を刺激したんだ。
 彼女のメイクと思(おぼ)しき濃い褐色肌は何とも魅力的だ。先ほどから俺の喉が不自然に鳴っている。心臓もはちきれんばかりに。

Continue

11

Category: 小説

Tags: 皮モノ  オリジナル  小説  K27  

本文: 4  Trackback: 0

タスケツキ

タスケツキ k27 6月11日

 その日は気の滅入る、酷いどしゃ降りの雨であった。外を見れば、気分も自然と沈んでしまう水滴の冷たさと、窓を開ければやけに入り込む風の肌寒さを“彼”は同時に味わうことになろうとしている。
 彼――本山純也(もとやま じゅんや)20歳。コンビニでバイトをしながら生計を立て、都内で有名な予備校に通う。所謂、彼は何処にでもいそうな浪人生である。
 ナチュラルショートの爽やか思考の髪型に、顎には細々とした栗色の髭を薄く揉み上げに掛けて、万遍に生やしていた。
 階段を駆け上がり、ドアを開けて入ると、彼が座る席は丁度窓際である。受講時間に少しでも遅れると残念なことにその場所しか開いていないのだ。
 もっと残念なことを言えば、授業担任の教師が空気の入れ替えと生じ、何時でも何処でもと窓を開ける特性を持っていることである。更に今日に限って窓際は特に最悪であった。
 全開になった窓からは多大に雨水が入り込んでくる。彼が気付かれないように教室に入り、座って教材を開くと、雨粒と風が、頬や帳面に辛く当たるのだ。
 もちろん純也は堪らず書き取るペンシルの動きを止め、夏に日焼けした浅黒い手を即座に挙げた。

「先生、少しだけ窓を閉めても宜しいでしょうか?」
「ん? 今日は欠席だと思っていたが? ほう、遅れてきた癖に態度だけは一人前だな……えー本山くんとやら。本来、君の行為は授業妨害に当たるぞ?」

 教師は教台にある学生名簿で、名前と顔写真をいちいち確認しながら言った。恐らく教師には学生の数はおろか、全部が全部、把握出来ていないようだ。
 意地の悪いことに、この教師は顎をしゃくりながらわざとらしい笑みを零している。同時に純也の周囲から彼を嘲笑する声や非難した声、中には同情した声も微かに聞こえ始めた。教師は指し棒をトントンと持ったまま、窓を閉めらせる気はさらさら無いらしい。
 時間を空けて、教師の皺の寄った薄い唇から嫌味が返ってきた。

「もう君はハタチなのだから、自分で判断くらい出来るだろ? 何でもかんでも先生にオンブに抱っこじゃいかんよ、小さな赤ん坊じゃあるまいし、なぁ?」
「そうですよね、どうも……スミマセン」

 話すのが面倒なのか、純也は反抗的な態度を取ることなく頭を下げると、窓を閉めに掛かった。
 閉めるとき、ふと、純也が窓の外を見やると、右手に花模様の傘を差し、桃色のトレンチコートを着た女性が、電柱の影に隠れて独り佇んでいた。
 歳は純也より幾分か上の印象を受ける。
 どうやらこの女は三階の純也がいるBクラスを見ているようだ。黒艶のある髪の毛が右目を遮るように垂れ、片方の左目が怪しくも不思議と綺麗に輝いて見える。
 何故か彼女は純也のいる教室に向かって手を振っていた。多分に純也に向けてだろうか。 
 気付いた純也は乾燥した唇で軽く舌打ちをした。冷ややかな視線を目下にいる彼女に投げかけながら。

(また来てやがる。いい加減にしろよな……あの女ッ)

Continue

27

Category: 小説

Tags: 皮モノ  オリジナル  小説  K27  

本文: 0  Trackback: 0

イカレる少女A夏生(なつお)

イカレる少女A夏生(なつお) K27 4月23日

 快晴に恵まれ、今日も頬を撫でる風が深々としている。並木道の両手には、彼岸桜(ひがんざくら)が豊かに咲き誇っていた。
 紅淡白の綺麗な花びらが枝からひらりと舞い落ちり、最近新設された学園に一段と華を添えている。
 春の匂いに誘われるが如く、生徒達は一人二人と、桜道を歩き、学園の門をくぐり、玄関に入ってゆく。
 男子、女子が仲睦まじく手を繋いで登校しているさまは、傍目からも何とも微笑ましく絵になる光景ではある。が中には稀に男子同士、女子同士で手を繋いでいる輩も散見するのだ。即ち――同姓愛者である。
 大手を振るって学園に登校するさまは、男女同士のカップルならまだしも、同姓同士のカップルは、ちと問題があるように思える。

Continue


Visiter from
TEST
Flag Counter
BranchTime待合室(BBS)
連絡・雑談・ご寄稿に
twitter
BT2.0
テスト中
BT-Menu
<

SKN

Author:<%author_name>
<%introduction2>

BT-BBS
汎用BBS 
作品の寄稿・サイトからのお知らせ・雑談・感想・要望・不具合報告
2011/4以前のBBS
BT-1.0
第一期多人数参加型リレー小説
2009.5.12で終了
BT-2.0
第二期多人数参加型リレー小説(稼動中) サーバ障害で一部ログが消失 PASS:3333
BT-2.5
レンタルBBSを利用した簡易型リレー小説
(試験的に運用中)
 
BT-POST
小説・イラスト作品のご寄稿受付
OEKAKI-BBS
共用お絵描き掲示板 ぱられるせんす様のところ
OEKAKI-CHAT
用お絵描きCHAT 
見学のみ・雑談のみでもOK
 

全記事表示リンク
Pixiv
検索フォーム