1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
  04 ,2024

BranchTime's INDEX

BranchTimeに寄稿いただいたTSF小説・マンガ・イラスト

--

Category: スポンサー広告

Tags: ---

 

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

25

Category: 短編小説

Tags: 小説  K27  オリジナル  皮モノ  憑依  

本文: 2  Trackback: 0

トッカエヒッカエ

トッカエヒッカエ
by k27 2011/06/25 (Sat) 10:59:20

 俺は男ではない。かと言って私は女でもないがね。
 だが、今日は男として……にひっ、にひひひっ……


 夕刻。下校時間。場所はとある私立進学校。
 生徒達がぞろぞろと帰る中で、前から俺は一人の女に目を付けていた。惹きつけられたと言っても過言ではない。
 第一印象は垢抜けた感じの生徒だった。長めの髪の毛をオレンジ色に脱色し、見たところ膝まで伸びている。ここまでは普通。ここからが俺の本能や興味を刺激したんだ。
 彼女のメイクと思(おぼ)しき濃い褐色肌は何とも魅力的だ。先ほどから俺の喉が不自然に鳴っている。心臓もはちきれんばかりに。

 もっと彼女を観察してゆけば、彼女と一体になれる――そんな気がするな。ふひひっ。
 まずは目元付近に注目してみる。昔ながらの黒インクのアイライナー、白のコンシーラを口紅やアイシャドーに彼女は用いている。良いねぇ。化粧を落とさない限りどんな顔しているのか、そこは判別不能。気になって良いねぇ。
 体型は個人的にやせ型に分類。ところどころ注目してみると中々締まりがあってかなり良いと思われる。特に脚とヒップは今まで見てきた経験上で、上位にランクインする。この時点で決まりだな。間違いなく俺の好みだ。彼女に決定。
 こうして一日目は最後の下調べをして帰路に着いた。俺にとっても彼女にとっても、という事だ。

 そして二日目――再確認と実行に移す時だ。
 彼女が出てくるのを待っている間、暇なので生徒らの制服をじっと舐めるように見つめていた。俺はここの、この学校の制服が好きだ。どちらかと言えばブレザーよりセーラ服のが好きなんだと思う。世間的に有り触れている感じや、制服として基本で忠実さを目一杯に再現している。セーラ服は涎が出るほどそそる。
 ……が、ようやく出てきた彼女には到底敵わない。特に、周囲に溶け込めず、全く馴染めていない様子。存在感のある彼女の着こなしは、あ~……なんて素敵なんだろう。
 一人だけ極端に短いスカートによじれたブーツを履きしめ、セーラのタイを片方だけ垂らした、ダラしのない姿は何ともいえない。俺の胸に激しい衝動がズキズキと突き刺さってくるようだ。焦がれちまう。
 
「ハァ、ハァ、ハァ……」 

 今日は車で来た。縁石に乗り上げ路上駐車している。曇りガラスの張られた車の中で、俺は……今は隠れて彼女を見分(最終判断)している身。だが、今日は極自然と喉が蠕動していた。スムーズだ。今日と言う日に感謝したい。
 濃紺スラックスのジッパーに差し込まれた手。震えながら股間を弄る手は一向に止む気配を見せない。
 汚ギャルかぁ、一時は絶滅危惧種と囁かれていたが意外と居るもんだよな。堪んないよな。制服に汚ギャルと言う破壊力は。
 ギュッと男根の裏筋を挟むように摘んで、扱きながら俺は何時しか笑顔のままイッていた。
 言い知れぬ爽快感。出会うべくして出会えたターゲット。捜し求めていた逸品。それがウィンドウ越しでオカズにした彼女だ。
 ――待とう。彼女が一人になるのを待とう。俺はジッパーに入れた太い手を抜き取る。
 粘り気のある白濁な汁が糸を引いて垂れていた。鼻の近くまで持ってゆくと濃い臭いがする。何ヶ月も待たされた男の臭い(雄の臭い)だ。
 尚も息を荒くなるのを抑えながらも窓越しに彼女の様子を観察し続ける。

「そうか、友達と帰るのか……なら、俺も一緒に」

 指の間には流れゆく液と、陰毛が何本か挟まっていたが気にせずハンドルを握り、彼女の追跡を開始した。
 彼女らはブティックやスイーツ店に立ち寄り、片手間にぺちゃくちゃとクレープを食べながら歩いている。
 人が行き交っている所為かたまにぶつかったりしている。その度に彼女の口元からクリームと文句が落ちている。
 俺もあの人ゴミにまみれて、彼女を後ろからわざと抱きしめたり、撫でたり、揉んだり、触ったり――。あの柔らかい唇がクレープにぶつかるみたいに。ああっ! いっそ俺はあのクリームになりたいぜ。と妄想が病的に激化していった。
 ほう、誰かに気付いたように手を振っているところを見ると――なるほど、友達は別校の彼氏と待ち合わせみたいだな。
 
「それじゃ、マタネっ、唯(ゆい)」
 
 ――別れたな。やっとこさ一人だ。それより、彼女の名前、唯って言うのか、唯ちゃんかっ、なるほどね……唯・ち・ゃ・ん。
 下調べをして前もって知っていたが、あえて頭の中で反芻しながら名前を呼んでみる。と興奮度も二割増しと言う訳だな。グヒヒ。
 
「お!?」

 彼女はバスに乗るらしい。バス停で携帯片手にしゃがんで待っている。
 素早く車を横に走らせ、丁度道路脇に停車させるとバックミラーで身嗜みを整える。スーツにネクタイをビシリと決め。臭い消しも忘れずに。そして行動に移す。
 俺は車から降り、慌てるように走って彼女に声を掛けた。うぷぷっ、バスには乗らせないよ~だ。君は俺と……これから一つになるんだから。
 キョロキョロと振り向いたな。探している、探している。声の出所を。
 ここからは、アドリブも合わせ、計画通りに事を進めるだけ。まずは“成り切る”ことが大事だ。あらかじめリサーチした彼女の好み通りに。

「ねぇ……君っ! ちょ、ちょっと待ってよ! ここだよ、ここっ!」

 まだ気付かない彼女に人一倍に手を振って俺は呼び止めた。

「えっ? な~にィ、アタシに言っているの? アンタ、雑誌の勧誘か何か?」
「君以外に誰が居るって言うんだい。僕は勧誘とかとは違うけど。そうだコレ、落としたよね?」 

 以前、すれ違いざまに盗んでおいた。派手にデコった手帳を差し出す。これは正真正銘彼女のモノだ。
 中身は――こまめに柔らかい文体で書かれたスケジュールや可愛らしいシールなんかが貼ってあったな。

「ああっ! コレ、アタシの手帳じゃん。てっきり無くしたと思っていたのに。アンタが見つけてくれたんだ。サンキュねっ、お兄ぃさぁん」

 礼とばかりに猫撫で声を出す唯ちゃん。唯ちゃんは可笑しな褐色の頬を綻ばせ、受け取ろうとするが、俺はあえて手を引っ込めた。

「ちょっと待って。渡すのは良いんだけど、コレもついでに受け取って欲しいんだ」

 俺はワザと内股でモジモジしながら、懐からある物を取り出す。
 皮製の二つ折りの財布だ。財布から諭吉を十枚ほど抜き、彼女の目前にちらつかせた。素人目には、まず分からないほど巧妙に造られた――本物ソックリの偽札だ。
 案の定、瞳を輝かせえらく感心している。やはり誰でも金には目が無いようだな。滑稽だね、偽モンとも知らずに。

「すっげっ! お兄さん、めちゃボンボンじゃん。マジマジぃ、それもアタシにくれるとか?」
「いや~、何か狡猾(ずる)いようで悪いんだけど、お金の方は、僕と……あのっ……そのぅ」
「うん? あっ! 良いよ! お兄さんカッコいいし、アタシも初めてじゃないしね」
「そ、そうなんだ。じ、実は僕の方は初めてだったりなんか……したりするんだけどね」
「うっそ! マジッ! お兄さんけっこうモテそうなのに」

 今着ている俺の皮はね。元の自分とは真逆な別モノだよ。本来の俺は――う~ん、思い出せない。思い出したくもないや。
 不細工なのは分かるが……過去はとっくの昔に忘れたな。男だったのか? 女だったのか? 今更どうでも良いやっ!

「それじゃ、行こうかっ!」

 停車させておいた自分の車に親指を傾けた。「うんっ!」と彼女から無邪気な返事が返ってくる。バカだね、この娘は。何も知らないとはホント幸せだよな。と心中でほくそ笑んだ。 
 彼女を助手席に乗せると車を軽快に走らせる。とある目的地へ向けて。

「――で、家族は? ――趣味は? ――何て呼ばれている?」

 等、彼女と車内で幾つか他愛もない質問を交えつつ会話をし、少し行った先にあるファッションホテルで“休憩”することにした。ここまでは自分でも怖くなるほど予定通りである。
 さてと、――俺専用の、会員専用駐車スペースは開いているようだな。
 ホテルの駐車場に入り、車を止めるとちらりと建物を見た。
 実はこのホテルは俺の行き着けでもある。概観は一般のホテルと同じだが、中身は別物。それは所謂、正規登録されていないからだ。――偽装ラブホテル。一般のラブホとは違い、防犯用のカメラもなく、金を出す客には特に硬いことは言いはしない。
 ブツの持込や禁止のハードプレイなど自由な恩恵を多大に含ませた理想郷でもある。その為しばしば、殺人なども起きるが店の店主は裏で内々に納めてくれる。犯罪を犯すものにとってもまた、理想郷でもあった。
 早速、薄暗い店内に脚を運ぶ。中に入り、彼女だけ待合席に座らせると俺はカウンタに向かう。

「いらっしゃいませ。おやっ? お久しぶりで御座います。確か……山中様……でしたよね? 現在のお名前は」
「そうだな。でも今回は一応、初めてと言うことで一つ宜しく頼むよ」
「ハイ、勿論ですとも。山中様には、いつもお世話になっておりますからね。先日も一人……」
「ストップ。話が長くなると彼女に不振がられる。今日はフリータイムで、そうだな……防音部屋にしようかな」
「ところで隠しカメラの方は何時もどおり撮らせて貰えます? 施設設備はもちろんの事、タダでアフターサービスも受け賜らせて頂きますよ」
「仕方が無い。構わないよ。僕は人一倍デリケートなんだけどね」
「存じておりますとも。本来の皮のご本人様は、ですよねっ。ハイ、では、部屋のキーで御座います。それとカードも」
「うん」

 本当に食えない店主だ。まぁ、ある利害関係で設備の大半は無料で使わせて貰っているけどね。
 俺は待合室に戻るとニコリと優しく彼女に微笑んだ。どうやって彼女を陵辱しようかな。と考えながら。

「それじゃあ、僕達の部屋に行こうか?」
「うん、あ、そうだ。お兄さんは幽霊って信じる派?」
「え? どうしたんだい、突然?」
「ううん、ちょっと聞いてみただけダヨ」

 にやりと笑みを浮かべている。何処となく様子が……いや、もしかすると意外と変わった子なのかな。

「ふ~ん、そうか。ま、そんなこと、まずは部屋に行ってからゆっくり話そうよ」
「うん、良いねっ。賛~成。早いとこイコっ~と」

 彼女は椅子からぴょこんと兎のように飛び跳ねて、くるりとおどけて見せてくれた。その際スカートの裾が捲くれて浮かび、パンツの汚れたシミが目に入る。
 また見えないかと、俺は気付かれないようにいやらしく目線を下げた。良いものだな、若いって。
 得意げにキーを指先にくぐらせて回しつつ、ご機嫌に口笛を吹いていた。あー楽しみだな、と。童貞らしく顔には戸惑うような優しげな笑みを浮かばせて、心の奥底は野卑(やひ)な薄笑いと舐めるような邪悪な目で満たし。
 ――着くと迷うことなく扉を開けた。

 カチャッ、カチャッ

 閉めると自動的にロックされたようだ。
 目に付くのは大型なダブルベッドや傍らに備えられた鏡。入り口にはコスチュームや性具が買える自販機ぐらいだろうか。見慣れている所為で新鮮味はあまり感じられない。
 彼女は我先と靴を無造作に脱ぎ捨て、ベッドの上で子供みたく跳ね回っている。
 暫くして止めると、

「じゃあ、アタシ、先にシャワー浴びてくるねっ」
「待ってくれよ、シャワーなんていらないから。今すぐ僕としませんか?」
「はぁ? 別に良いけど。アタシっ、二、三週間はフロに入っていないけど。それでもすんの?」

 もちろん! するさッ! 最初からその心算(つもり)だったからっ!
 俺は上着をYシャツごと乱暴に理性と一緒に脱ぎ捨てると、本性を曝け出す。

「さ、させろっ! いや、させて下さいよぉぉぉぉッ! 唯さぁ~ん」
「お、お兄さん、な、何か、アンタ……マジでヤバイよ……。どうしたのさ?」

 彼女は俺の突然の変貌に気味悪くなり、蒼褪(あおざ)めながら後退り。
 豹変する俺と彼女、互いの息遣いも徐々に高まる。
 舌が乾く。口内の唾が泡立つ。敬語と地の本心が入り乱れてしまう。我慢できない、辛抱堪らん。溜まりに堪った欲望が解き放たれてしまう。
 ま――何時ものことではあるが。
 俺は口角吊りながら、肺に空気を溜めて、一気に吐き出す。

「うるさいッッッ! 僕に逆らうな。黙らないと酷い目に合わすぞッ!」
「ひぃっ! むぐぅ」

 彼女が短い悲鳴を上げようとお構いなしに、俺は馬乗りで抑えに掛かった。当然、激しく暴れている。その度に長い髪の毛が俺の鼻に入ったり、口に揉みくちゃなって侵入してくる。
 黒い汗やキツイ臭いで俺の口内や鼻腔はじわじわ侵されてゆく。唯ちゃん色に染められていく感じだ。自分が彼女になったみたいだと倒錯してしまう。いや、もうすぐ彼女になれるんだ。
 泣き叫んでいる彼女の唇を自分の唇で蓋をすると、制服を脱がしに掛かる。
 同時に二つの仕事をやってのけた。
 ――頭。一気に吸い付き、口内の奥深くまで捻じ込むように舌を動かし絡めてしまう。そうすれば噛み切ることは困難だ。
 ――体。片手と全身で挟んで抑え込みながらも、空いた手で彼女を脱がす。タイを取りさり、制服の上着を脱がす。
 だが、尚も彼女の抵抗は収まらない。キスから逃れようと首を無茶振りし、化粧が落ち始めた一重の鋭い目が揺れ動いて俺を睨んでいる。堪んないなぁ、その表情、く~ゾクゾクするぜ。
 ブラウスまで脱がしたは良いが、暴れるためブラジャーを取るのにかなり難航していた。

「誰か助けてぇ!」
「クスッ、幾ら叫んでも誰も来ないよ。ドアはロックされてるし、室内で騒ごうが無駄に徒労で終わるだけさ」
「アンタァッ! 何が目的なんだよぉ! 離せよッ! 離せェ! この短小男!」

 ピクリと俺の手が震える。どうやら元の、俺が今現在着ている皮が苛立っているようだ。短小と言われたことに対して。
 まぁ、俺も少なからず影響は受けるんだけどね。

「ん~、何だって? 短・小・男って言ったのかな? そう言ったよね」
「言ったからどうしたんだよっ! この短小ッ!」
「君ぃ――僕に対する口の利き方に……気を付けるんだなッ!」

 風を切り裂き、思いっきり引っ叩いてやった。唇が裂け血がベッドに飛沫している。彼女は叩かれたショックで愕然として目を点にしていた。涙目になりつつある。
 じんわりと赤く腫れた頬に、俺は優しげな面持ちを浮かべ触れる。こうすることで俺は彼女に二面性を魅せたのだ。凶暴性と穏和性。俺に逆らわなければ酷いことはしない、とね。

「ゴメンよ。痛かったかい? でもね唯ちゃんが悪いんだよ。まだ見てもいないのに、僕のコイツをバカにするからさぁ~」

 スラックスのジッパーを降ろして俺の相棒を彼女に良く見せてやった。180度近くまで屹立した浅黒く凶悪な相棒を。ビッグサイズな相棒を。

「クフフッ。どうだい? 興奮するだろ? これを見ても僕を短小だと馬鹿にするかい? もし馬鹿にするようだったら、誤って君を殺しちゃうかもしれないね」
「え、ひっ……いや……こ、殺さないでお願い……ギャァッ! 止っめ、ちょ、ゴ……メ……」

 錆びた水道の蛇口を捻ったような鈍い声を何度も上げる。加減を加えながら俺は彼女の顔面を複数回殴打していた。黙々と。
 俺はもう一度彼女に訊ねる。唯ちゃんの小さな鼻先を中指で弾きながら。

「違うよ。どうか殺さないで下さいだろ? もう一度言えるかな? 言えるよね? 言えなかったら……」

 俺は平手を振り上げた。ゆっくりと拳を握りながら。

「ヒィッ! わ、分かったからっ。ど、どうか殺さないで下さい!」

 振り上げた手を降ろし、途端に笑みを浮かべる俺。
 怯えているね。そう、それで良いんだよ。それが普通の反応だ。求めていた反応だよ。
 これで主導権は完全に俺のモノだ。

「いや~、唯ちゃんはお利口さんだね。エライね~」

 頭を撫で、小さな子供をあやすようなセリフを口角を吊りながら吐いていた。
 ――と言うか、殺すわけ無いじゃないか。冗談だよ。だって俺は早く唯ちゃんのピチピチな女子高生オマ○コに逞しい弟分を挿入したいからねぇ。
 俺は彼女の耳元にそっと唇を寄せて呟く。

「良いかい? 僕の命令に従ってくれたら無事に生きた状態でここから出してあげる。どう、約束できるね?」

 恐怖に声は出ず、涙で滲んだ所為かパンダのような目元の唯ちゃんは何度も頷いた。

「それじゃ、まずは僕の“ここ”をもっと元気にして貰おうかな」

 “ここ”とは勿論、俺の逞しい相棒のことである。屹立はしているが、完全に気持ち良い状態とは言い切れないものでね。
 俺はベッドの上で早々と下着を脱ぎ捨て、彼女の体を脚で絡めるように胡坐を掻くと、「君のその臭いのする舌で、僕の弟を存分にもてなしてくれ」と彼女の頭部を股間に導いた。
 暫くしてから観念でもしたかのように、股間から痺れるような快感とくぐもった声が同時に展開された。予想以上に気持ちいいぞ、これは……。大した舌技だ。俺の相棒を、舌の上で転がされるチェリーのように巧く扱っていやがる。
 彼女の頭が淫らに上下する。じゅる、ちゅる、じゅびぃ、と言った混濁した音が俺の陰部からテンポ良く聞こえてくる。気持ち良過ぎて、頭が真っ白になっちゃうじゃないかよ。
 唯ちゃんは喉の奥まで俺の相棒を根元まで咥え込んでいるようだ。彼女の頬にたまに俺の相棒の跡がくっきりと浮き出て見えた。
 ヤバイ、流石にそろそろ出そうだ。外に出さないとな……いや待てよ――どうせなら、このまま彼女に飲んでもらうかな。
 俺は彼女の頭部をそのまま上から押さえ込んだ。手足をバタつかせ抵抗はしたが、所詮は女の力。男の俺に敵うはずもない。
 そのまま彼女の口内で射精した。頬が膨れるのが見て取れたがお構いなしにだ。喉奥まで突き上げる。
 彼女の亀裂の入った唇から白濁とした液体が漏れ出す。ダムが決壊するような形となり、一気にベッドに吐き出された。
 咽ている。当たり前の話だが。でも、間髪入れずに俺は彼女の手足を組み敷き、スカートにショーツと横へずらしバックから膣へ先端を挿入した。まだまだ元気良好だ。

「お礼に昇天させてあげるよ、どうせもうアソコは濡れているんだろ? ふん!」
「ひふぃッ! 壊れるぅ、壊れちゃうよぉ!」

 涎と精液塗れの滾(たぎ)った肉棒を彼女の汚らしいヴァギナへ解き放った。俺は腰を発情中の獣みたく振り続ける。胸や乳首を弄る愛撫も忘れずに。
 彼女の暖かい体内で擦れるような水音が存分に耳へ届く。ズボズボと出たり入ったりと。
 唯ちゃんの真っ黒い顔は涙や汗や唾液などの排出物を多種多量に垂れ流し喜んでいる。下の唇は大洪水に見舞われ。彼女は目を白黒させてイっていた。焦点が合っていない。
 俺も、もう少しでイキそうだ。だが、中々イってくれないな。チッ――まだ何か物足りない。そうだ! と俺はベッド傍にある電気治療器に似た特殊な性具(俗に言う電気刺激具)を取り出し、端子を自らの相棒と彼女のオマ○コにペタペタと貼り付けた。
 さて、スイッチ、オン。電流が流れ俺の股間と彼女の膣を程よく感電し刺激し、オ○ンコが俺の相棒を強く締め上げた。
 くぅ~、流石にコイツは! イクッゥ!! イッちまうぜッ。
 体に残された全ての性を彼女の体内の奥深くに。子宮口に。最後の一絞りとなるまで放った。泡を吹き失神する唯ちゃん。
 すると、俺の体は相棒の先っぽから収縮し、空気の抜けた風船のように、水気を失ったミイラのように、干乾びていた。
 始まった。ゴキュ、ゴキュとドリンクを喉に流し込むような音を股間の連結部で立てながら、俺の中身が彼女へと流れ込んでゆく。
 彼女の腹部がボテ腹みたく膨張。ビクン、ビクンと震えながら彼女が目を開ける。と下品な笑いを浮かべた。させているのは俺。
 ――モチロン、この俺だ! 唯ちゃんはようやく俺のモノになった。くふふ、後は自然と、お腹の中で彼女がゆっくり吸収されるのを待つだけさ。記憶や彼女の精神が少しずつね。
 唯ちゃんになった俺は膨張したお腹を持ち上げる。オ○ンコに差し込まれている、萎びた俺の皮と果てた相棒を引き抜いた。
 どろりとした粘液が垂れていたが気にせず、ショーツとスカートを戻し、脱ぎ捨てられた彼女の上着を着込んで整える。
 彼女が持ってきていたカバンから化粧道具を探し当て、見つけると顔に手際よく化粧を施していった。それも洗面所で歪んだメイクを落としてからだ。俺は洗面台に向かった。
 ――それにしても、こうまで違うものかな。メイクを落とすと人間って。個人的にはスポティッシュでこっちも悪くないと思うんだけどね。眉は変に細くないし、目だってそれほどキツくないけどな。むしろ可愛いじゃないか。
 彼女と出会った時を思い出しながら俺は丹念に施した。持ち物である褐色系統のブロンズパウダーや黒インクとコンシーラを使って。
 満遍なくパウダーを塗りたくり、アイメイクで全体をキツメに濃くし、デカ目を作る。白いシャドウを瞼全体に乗せる。紅を引き――特に意識せずとも彼女の顔がすぐ出来上がっていた。吸収速度が早まってきたかな。お腹が先ほどより凹んできているようだ。

「あー、あー、完璧だねっ、お腹以外は。えへっ」

 鏡の前でポーズを取り、声を確認してから、ニッコリ微笑むと、元俺の皮を持って部屋を後にした。
 
「おっと、その前に」

 自販機にカードを通して、お土産(バイブ)を買ってから今度こそ部屋を後にした。
 フロントではいやらしく笑みを浮かべた店員が待ち構えている。さてはずっ~~とここで監視していたな。

「何時もながらお早い妊娠ですね」
「冗談はよしてよ。チェックアウトね。は~い」

 俺は何時もどおり店員に、キーやカード、元俺の皮を手渡した。使い終わった皮は店で使用されると言うが、目的なんて俺にはどうでも良いことだ。場所と協力、黙秘さえしてくれれば良いのさ。
 店内から出ようとすると、店員が何故か俺を呼び止める。

「有難う御座いました。そうそう、一つだけ、お客様に言い忘れていたことが御座いました」
「ン、何?」

 店員は口篭り、頭を掻きながら言う。

「唯さまとはお客様同様、個人的な付き合いが御座いましたもので」
「どういう意味?」
「いえ、ね……すぐに分かりますとも」
「はぁ? うっ……どうやら何時ものがキタようね」

 膨らんだ腹に蠢くような異様な締め付けが始まる。俺の腹がゼリー状に振幅している。ぼてった腹が徐々に凹んでゆきながら。
 そして違和感が消えた頃には、俺の唯ちゃんのお腹はすっきりとしたスリムボディに。さあ、始まるぞ。記憶の波動が。
 ン? ――な!? 何だと!?
 目前の景色がズームアウトしてゆく!? 俺の意識が薄れて……馬鹿な、何だこれは……俺は彼女に……完全になるはずだったのに。
 澱みに飲み込まれてゆく。何者かの意識が俺に被さってくる。誰だお前は!?

「そんな、俺は」

 カッと目を見開いたまま俺は床に蹲った。と思う。もはや、すでに、おれというそん……ざい……は、キえ……

 END?










「大丈夫ですか? 唯さま」

 丁寧に唯を抱き起こす店員。彼女は微笑を浮かべ軽く会釈した。

「ええ、大丈夫よ。アナタの手引きのお陰で新しい能力を手に入れられたもの」
「いえ、いえ。見事な乗っ取りで御座います。あらかじめにその少女に憑依しておくことで、山中様を迎え入れて更に乗っ取る。いやはや策士で御座いますな」
「クスッ、真の策士はアナタですよ。何食わぬ顔して彼を騙すんですから」
「私は営業利益を優先したまでのことですよ。アナタ様の方が、私共にとって、より有益だった――という事です」
「正直ね。また利用させて貰うわ」
「有難う御座います。またのお越しを御待ちしておりますよ……唯さま」

 店の自動ドアが開き、彼女が去ってゆく。口元は店員と同じように奇妙に微笑んで。

 END
関連記事

Comments

奪う筈が奪われて。
過程にどきどきさせてもらいましたが、最後に逆転してまうとは。
楽しませていただきました。
toshi9 ??????

?????恰????c??緇≦婚?????障??鐚?

罐純???????с???????????綛吾????с?????
罨≦?????罐純???????ц屋???????????????綣泣??????????????????障?????

Leave a Comment


Visiter from
TEST
Flag Counter
BranchTime待合室(BBS)
連絡・雑談・ご寄稿に
twitter
BT2.0
テスト中
BT-Menu
<

SKN

Author:<%author_name>
<%introduction2>

BT-BBS
汎用BBS 
作品の寄稿・サイトからのお知らせ・雑談・感想・要望・不具合報告
2011/4以前のBBS
BT-1.0
第一期多人数参加型リレー小説
2009.5.12で終了
BT-2.0
第二期多人数参加型リレー小説(稼動中) サーバ障害で一部ログが消失 PASS:3333
BT-2.5
レンタルBBSを利用した簡易型リレー小説
(試験的に運用中)
 
BT-POST
小説・イラスト作品のご寄稿受付
OEKAKI-BBS
共用お絵描き掲示板 ぱられるせんす様のところ
OEKAKI-CHAT
用お絵描きCHAT 
見学のみ・雑談のみでもOK
 

全記事表示リンク
Pixiv
検索フォーム